照屋の宮崎スポーツblog(略称:てるスポ)
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宮崎市在住のフリーライター。高校までサッカー、10年前までムエタイをやっていた。最近は四股50回が日課。

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初めてのTKO負け (2)
 11月10日の試合について振り返ってもらうインタビュー記事。つづいては、リング上で戦った上村さん。今回の敗戦は単なる負けではなく、転機になるかもしれない。

【関連記事】
初めてのTKO負け (1) (PC版) (携帯版)
 
危険な減量

――調整の段階で故障したそうですね。

 私は試合が決まってから練習のペースを上げるんですけど、それまで練習をしていなかったから、身体がついていかなくて。ジレンマがあるんですよ。すると、あらゆるところに痛みが出て、モチベーションが下がってしまう。「いい練習をした」というのが、今回はなかったです。何に対して練習しているのか、わからなかった。今振り返ると、見失ってる感じでした。

――減量のほうは?

 苦しくなってくるんですよ。ミットも打てないし、自分が想像してる動きができないから、気持ちも上がらない。悪循環ですよね。(今回は)水を抜くしかなかった。カリウムとナトリウムにやられました(苦笑) 思考能力が理解できなくなっていたし、ほんとに身体にダメージが来るんですよ。危険な減量でしたね。

――落としすぎたと聞いたんですけど。

 ホテルで量ったらジャストだったんです。でも、一般の体重計と(計量で使う)分銅式のとでは違うんですね。身体のダメージが1週間前からあったから、回復の見込みは難しかった。女性は男性以上に気をつけないといけないですね。あと、年を重ねると…。普段から自分で動ける体重でないと。

――計量台にも乗れないほどだったようで…。

 しがみついて、やっとですよ。周りから「大丈夫ですか?」と言われて。計量会場までが遠い道のりでした。48kgで試合を受けたのが失敗です。20代なら落とせたんでしょうけど、加齢を忘れてしまって。過信してましたね。湯場さんにも「年齢が上がったら、減量はしたらダメ」と言われてたんです。でも、(試合の)契約の返事をせざるをえなかった。


試合だけで勝とうするのは二流

――試合は?

 ほとんど憶えてないです。早すぎて。ほんとにいいパンチをもらって倒れました。でも、このままじゃダメだと、立つことしか考えていなかった。タオルが入ったことはしょうがないです。足が動かなかったから。相手を見れてなかったし。こんなに最悪な状態で試合して、最悪な結果が出た。これが実力かなと。何より、相手が昔戦ったときと違った。ボディーバランスが良くて、スピードがついてました。「速いかも」と思いました。あっという間に終わってしまいました。

――最悪な状態だったわけですけど、もし試合をしなかったら、お金は出ないですよね…?

 出ません。「やめたほうがいい」と言われましたけど、相手に失礼だし、チケットも持ってるし。少しでも動ける限りは、全力を尽くそうと。甘いかもしれないですけど、やる前から勝てないと思ってたんです。でも、「ワンパンチが当たってくれるかも」と期待してしまった。案の定、(調整の失敗が)響いて、倒れてしまった。戦わないで、(試合を)捨てるのはどうかなと思ったんですよ。貧乏性もあって(苦笑) 私は試合でしか学べないから。試合をするしかない。

――やってよかったと思いますか?

 負けはしましたけど、そのなかで調整の仕方とか弱い面がわかりました。連勝街道というか、結果がすべてだけど、負けて学ぶことは大事です。

――初めてのTKO負けでした。

 ダウンが2回目。北朝鮮の選手とやったときはボコンともらって、(自分の視界の)映像が横になって真下に落ちたのをよく憶えてます。でも、今回は早くて憶えてません。「あれ?」となって、わかってない。「落ち着け」というのがあればよかったんですけど、身体のバランスが悪かったんだと思います。

――試合後は救急病院に行ったそうで。

 じつは、計量後も行ってたんです。で、「やめたほうがいい」と言われました。でも、何とかなると思ってしまった。浅はかですよね。計量から勝負は始まってるんで、そこで負けてたと思います。案の定、相手は最初からガンガン来ました。

――相手がフラフラなら、自分も最初から倒しに行きますね。

 ラッシュに対して、足が動かなかった。脱水を起こすと、痙攣が起きるんですよ。痛みとかまったくなかったんですけど、身体のダメージは激しくて。帰るに帰れなくて、荷物は宅急便で送りました。減量というのは、勉強してる分野でもあるんですよ。ナトリウムとカリウムの大事さですね。身体が吸収しないようになって、今までにないような感覚でした。今回はいいアピールのしどころだったのに、一番最悪な結果で、ご迷惑をかけてしまいました。最悪だったと思います。今のままじゃ、ダメだろうなと。技術が未熟なんですよ、私は。キャリアはまだ5年ぐらいなんで、普段から練習しておかないと。試合だけで勝とうなんて、二流選手ですよ。


気持ちがアゲアゲの練習を

――今年はどんな一年でした?

 仕事を失ったりとか、良かったということがなかった。来年こそは……と言いたいですけど、先が見えないので。JBCは受け皿がないし、JWBCは選手が流出して興行ができないだろうし。次こそはと言いたいですけど、何とも言いがたいです。

――最後に一言。

 今回は気持ち的に上がっていく練習をしたかったです。ダメはダメなりに。ボクシングは凄い好きなんで、きつくてもそれなりにできることが楽しさに変わっていくように。そういう練習をこれからやっていけないと。それは(気持ちとして)固いかなと。


あとがき

 このインタビューの後、JPBA(日本プロボクシング協会)が山木ジムの協会加盟を無条件で認めることになった。今後のボクシングはJBCと、山木ジムが中心のJWBCの二本立てでいくのかなと思っていただけに、予想外の衝撃的なニュースだった。おそらく、JWBCは終わるだろう。となると、上村さんのようにJBC傘下でないジムの所属選手はどうなるのだろうか。
 今回のインタビューでわかったのは、上村さんのボクシングに対する強い意欲と向上心。これがある限り、上村さんはボクシングを続けていくだろう。ああいう負け方で終わるのは納得がいかないだろう。これからも、見守っていきたい。
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