照屋の宮崎スポーツblog(略称:てるスポ)
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泥の上の激戦
 第35回宮崎県サッカーリーグの1部第4節が6月29日、綾てるは広場サッカー場であった。第2試合は、1点を争う激戦になり、10人の延岡市SCがエストレーラ宮崎FCを降した。

【関連記事】
第35回宮崎県サッカーリーグ第4節の結果 (PC版) (携帯版)
中川のシュート

 
両チームのメンバー

 この日集まったエストレーラ宮崎FCのメンバーは15人で、うち14人がピッチに立った(土居だけ出場できず)。システムは、守備陣が流動的な今シーズンらしく、前半を3バック、後半を4バックにして臨んだ。対する延岡市SCはメンバーが揃わず10人だけ。エストレーラが大差で勝ってもおかしくない――と試合前には思った。
 第2節の時点で、1部リーグは4チームが1勝1分で並んでいた。うち2チームの直接対決だから、結果は首位争いに結びつく。しかも両チーム、因縁がある。県リーグ王者として6年間君臨し、Kyuリーグまであと一歩に迫っていた延岡市SCを、昨年引きずり落としたのがエストレーラだった(4月と5月の試合で連勝)。しかも、今のエストレーラには、延岡市SCから移籍した選手が5人もいる。プロ野球に例えれば、エストレーラが阪神タイガースで、延岡市SCが広島カープ。10人とはいえ、延岡市SCは戦闘意欲が高かったかもしれない。
 キックオフは11時半で、天気は曇り。後半は晴れて、蒸し暑かった。会場はJリーグのキャンプでも使われていたから、ピッチ状態は良好だろう……と思っていたら、とんでもなかった。水捌けが悪いうえに、朝まで降りつづいた雨でグチャグチャ。しかも、水たまりには藻が生えているから、ズルズル滑ってしまう。人は滑るけど、ボールは止まるという酷いピッチだった。

【エストレーラ宮崎FC(前半)】
System:3-4-1-2
GK:山下貴史(1)
DF:佐々木圭太(2・左SB)、城和憲(5・CB)、神谷亮太(4・右SB)
MF:瀬戸口優太(17・左SH)、鷹巣雄太(6・左DH)、図師啓之(7・OH)、秋山亮(10・右DH)、中川孝(20・右SH)
FW:永里匡史(8・左FW)、富永達郎(23・右FW)
交代:秋山→大脇辰也(16・前半7分)

【エストレーラ宮崎FC(後半)】
System:4-4-2
GK:山下貴史(1)
DF:斉藤傑緯(9・左SB)、佐々木圭太(2・左CB)、望月勝(3・右CB)、神谷亮太(4・右SB)
MF:中川孝(20・左SH)、鷹巣雄太(6・左DH)、城和憲(5・右DH)、大脇辰也(16・右SH)
FW:永里匡史(8・左FW)、富永達郎(23・右FW)

【延岡市SC】
System:4-4-1
GK:大石直人(1)
DF:松田健太朗(5・左SB)、権藤大輔(6・左CB)、寺田龍一郎(18・右CB)、曽我部雅樹(17・右SB)
MF:山岡哲也(4・左SH)、井上孝太(11・左DH)、寺田真(10・右DH)、富山直俊(22・右SH)
FW:大保忠(19)
12枚のダンマク 試合前の礼


エストレーラ宮崎FC vs 延岡市SC

【前半】
 最初のシュートは延岡。これを山下がセーブし、CKになる。人数が少ない延岡は、セットプレーを活かしたい。しかし、得点はできず。ピッチの影響はやはり大きい。ボールが止まるから、両チームとも扱いに苦労している。
 5分、秋山が接触時に脚を痛めたようで、ベンチの大脇に声をかける。そして、交代。大脇はそのまま、ボランチに入った。
 10分、富永が1vs1の場面で得点できない。相変わらず、選手たちはピッチ状態に苦労していて、滑ることもある。レフェリーのミスも目につく。
 15分経過。試合は延岡エンドで進んでいる。しかし、エストレーラはシュートがない(城「シュートがねぇな」)。中盤の争いも、どちらかと言えば劣勢だ(秋山「中盤でもっと運動量を上げないと」)。玉際も延岡が上。エストレーラはパスが繋がらないし、クロスを入れてもコントロールが乱れてるから、上手く合わせられない。横への展開もできないし、ピッチのせいでスピードも殺されている。
 23分、延岡がペナルティーエリア前でFKを得る。シュートは壁に当たり、その後の攻めはオフサイド。エストレーラは命拾いした。27分、エストレーラが左サイドから速攻。しかし、ピッチに足を取られてスピードに乗れない。
 30分経過。秋山の指示で、図師がボランチに下がり、大脇がトップ下に上がる。この後の秋山と城のやり取りは、食い違いを見せるものだった。秋山「キャプ(城のこと)、前半はこのままでいこう」、城「でも、これじゃ点取れないよ」。36分、左サイドからエストレーラのFK。城がいいボールを入れるものの、合わせることができない。
 40分経過。エストレーラは前と後が間延びしている。選手同士の距離感も、オフザボールの動きも良くない。図師がボールを持ったとき、誰もサポートしないから、レイさんが怒った。延岡はロングフィードを相手DFの裏に入れて、あわよくばの突破狙い。このピッチ状態では有効な攻め方だ。前半は0-0で終了。

【ハーフタイム】
 エストレーラのベンチでは、厳しい口調の言葉が飛んだ。
 秋山「中盤の5人、何やってんの? 相手は10人だよ。局面局面で負けてるし、相手が走ってるよ。気持ちでやれとは言わないけど、頭を使ってやってほしいよ。後ろの3人、しんどいよ。相手は間違いなく、後半止まるから。局面を激しくいってよ。1vs1で負けたらいけないよ」。
 城「中盤でなるべく蹴らさないように。中盤はしんどいけど、頑張って。シュートは2本ぐらいしかなかったから、ミドルを打っていいし、攻めきろう」。

【後半】
 3分、右サイドで大脇とのパス交換から、城がクロスを上げる。5分、笛が鳴った後に望月がボールを蹴ってイエロー。延岡が正面からのFKを得る。シュートはわずかに枠の外だった。こういう、無駄にピンチを招くようなプレーはいただけない。
 エストレーラはカウンターを仕掛け、パスでつなげる……はずが、水たまりでボールがストップしてしまう。エストレーラが攻める側のピッチは前半より酷いからキツイ。しかし、エストレーラはチャンスを作る。8分、相手のCKからカウンターを仕掛け、右サイドから中川がボールを入れる。このボールが混戦からこぼれ、絶好機が生まれる。しかし、延岡キーパーがファインセーブでゴールを守った。
 11分、延岡の10番・寺田真が右サイドでキープしてからシュート。ボールはポストに弾かれる。エストレーラはどうも良くない。攻めあぐねている。延岡は動きが落ちてないし、一発やりそうな予感がある。主審の笛も延岡寄り。この時点で、自分は延岡が勝つ予感があった。
 15分、キーパーが飛び出して、延岡のゴールが空く。しかし、延岡守備陣の粘りに遭い、エストレーラは押し込むことができない。この後もエストレーラのチャンスは続く。20分、山下のゴールキックから1vs1になる。21分、りゅうぞうの右クロスに富永が頭で合わせるも、ボールはバーを越えてしまう。22分、延岡が反撃。17番・曽我部がサイドのドリブルからシュートを放つ。24分のシュートはサイドネットを揺らした。
 残り15分。1点を入れたほうが勝つ――というのは、誰もが思っていたことだろう。32分、ゴール前の混戦からこぼれたボールを中川がシュート。しかし、ボールはポストに嫌われる。CKからのヘディングシュートも枠の外。
 後半35分。「残り10分」と誰かが声をかけたとき、両チームから「点取るぞ!」とか、唸りのような声が次々と起こった。ピッチ上の21人、みんなが必死だ。37分、延岡がカウンターからクロスを上げてダイレクトシュート。しかし、これを山下がファインセーブ! 成長した男がゴールを死守する。次のプレーは、延岡の右CK。ボールはファーサイドに向かう。これを、6番・権藤がドンピシャのヘディング! 10人の延岡がついに先取点を奪った。延岡イレブンの喜びようが尋常じゃない。自分は逆サイドにいたから、マークがどうずれたとかわからなかった。
 これがドイツ人なら、「点取り返すぞ、オラッ!」となってくれるんだろうけど、エストレーラはそうではなかった。気落ちしているように見えた。攻めても、相変わらずゴールが遠い。守る延岡はプレーがゆっくり。試合はこのまま終わり、延岡が1-0でエストレーラを負かした。

延岡市SC 1 - 0 エストレーラ宮崎FC
 (前半0-0、後半1-0)
 得点:(延)権藤
 アシスト:(延)松田

延岡の攻め エストレーラの守備
ハーフタイムのベンチ 中川のドリブル
田んぼ 延岡ゴール前


勝者と敗者

【延岡市SC】
 90分を通して、1人少ないことを感じさせなかった。逆に、1人少ないことで上手く割り切れ、戦術やプレーの目的がはっきりしていたのかもしれない。
 キーパーと4人のディフェンダーは、粘り強い守備で勝利を呼び込んだ。中盤も劣っていなかったし、玉際での強さはエストレーラを上回っていた。「素晴らしかった」としか言いようがない。

【エストレーラ宮崎FC】
 ピッチ状態が大きく影響した。瀬戸口のようにクロスのコントロールが乱れていた選手もいたし、中川のようにドリブルでボールが置かれる選手もいた。チーム本来の持ち味である、スピードのある攻めも細かいパスワークも封じられる格好になってしまった。佐賀の各県決勝がそうだったように、このチーム、ピッチ状態に左右されることが以前から多い。適応力も高くないらしい。ボールが止まるポイントでパスに固執するのを見て、「いい加減にしろ」と思った。
 後半の決定機を何度も外したのも痛い。どこか1つでも得点できていたら、結果は違ったかもしれない。どうも今年は、どの選手もシュートの精度が良くないような気がする。
 選手で一番目を惹いたのは山下。2ヶ月ぶりに見た彼はたくましくなっていたから、ビックリした。どうやら、監督といつも一緒に練習しているらしい。フィールドプレイヤーでは、図師が目立った。ベテランなのにあれだけ動ける選手は貴重だ。
延岡市SC エストレーラ宮崎FC


身近にあった激戦

 今回の試合は、展開が拮抗したものになったし、両チームの選手が気迫を表に出すほどの激しいものだったから、非常に面白かった。こういう試合は、勝ったほうは素直に称えたいし、負けたほうはあまり悪く言いたくない。
 6月はEURO2008で世界最高レベルのサッカーを堪能したわけだけど、こういう身近なサッカーでも熱くなれたのだから、サッカーって広いし深いよなぁ――と思った。
この記事に対するコメント
書き忘れ
エストレーラが無得点だったのは、2回目です。
1回目は昨年の九州社会人のV・ファーレン長崎戦(0-7)。
ピッチ状態はかなり悪かったから、延岡のキーパーが“人間カーリング”になって防ぐ場面もありました。
人間カーリングといえば、『行け! 南国アイスホッケー部』です。
【2008/07/30 02:17】 URL | 照屋 #/ULP3HG6 [ 編集]


 私もこの試合を観戦しましたが・・エストレーラがというよりも延岡クラブの頑張りが光った試合だと思いました。記事にあるとおり批判よりも素直に褒めたい試合でした。
 最近県リーグ各チームの情報が少ないような気がします(ーー;)
 できれば照屋さんが考える各チームの分析や有望選手なんかを載せてくれるとさらに観戦が楽しめるのでよろしくお願いします(^^)
【2008/07/30 14:55】 URL | サッカー小僧 #- [ 編集]

感動
感動しました
【2008/07/30 18:10】 URL | さくら #- [ 編集]


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