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| 初の生目の杜、今季初の惨敗――ホンダロックSC |
JFL前期第4節、ホンダロックSCにとってのホーム第2戦が4月9日に行われた。会場は宮崎市の生目の杜運動公園陸上競技場。新しい“ホームスタジアム”だ。相手は14戦連続無敗の強豪・アローズ北陸。試合は結果、内容ともに厳しいものとなってしまった。
【JFL前期第4節の結果と順位】 JFL前期第4節、4チームが4連勝 (PC版) (携帯版)
 生目の杜運動公園陸上競技場
ソフトバンクホークスのキャンプ地として知られるアイビースタジアムのある生目の杜運動公園。多目的広場、テニスコートなどもある。まだ建設中で、陸上競技場の周囲もそうだ。 陸上競技場は15日の陸上競技会で正式にオープンする。スタンドは小林よりも小振り。一部にしか屋根がないのが気がかりではある。 ホンダロックSCにとっては新しいホームスタジアム。今季は9試合を行うことが決まっている。自転車で移動する自分にとっては、木花よりも近いからありがたい(切実)。

両チームの先発メンバー
ホンダロックSCは池田(MF)、水永(FW)が負傷欠場。開幕前に負傷していた澤村がベンチ入りできるまでになった。システムは一番しっくり来る3-5-2。 アローズ北陸はリーグ開幕から3連勝。堅い守りが持ち味で、先発メンバーは1人を除いてすべてJリーグ出身者だ(その1人も静岡FCだし)。
【ホンダロックSC(ユニフォーム:赤)】 システム:3-5-2(トップ下1枚、2ボランチ) GK:角田亮(1) DF:谷口研二(4)、白川伸也(24)、浅田祐史(23) MF:廣池寿(8)、南光太(6)、城和憲(5)、倉石圭二(7)、井戸川一徹(22) FW:木下健生(13)、落合徳太(11) リザーブ:川島正志(GK・21)、澤村憲司(DF・2)、日高大樹(MF・9)、小谷慎一(MF・18)、大脇辰也(FW・12)
【アローズ北陸(ユニフォーム:白)】 システム:3-5-2(トップ下1枚) GK:藤川康司(21) DF:三好拓児(3)、川前力也(4)、佐藤陽彦(5) MF:石橋直希(9)、山本翔平(6)、長山一也(18)、原田慎太郎(8)、渡辺誠(17) FW:小石龍臣(14)、北川佳男(11) リザーブ:平地由亨(GK・1)、谷田悠介(DF・24)、上赤坂佳孝(MF・16)、永濱裕規(MF・7)、松下和麿(FW・23)
【コンディション】 天候は曇、気温は24度、風はあまりない。ピッチは青くなっていく初期段階といったところ。スタンドは満員に近い状態で821人。
前半:互いにシュートは3本のみ
12時にキックオフ。試合の流れは互角。互いに攻め合うも、シュートまでになかなかいけない。アローズの選手もいらついている。試合が動いたのは23分、アローズ北陸の攻撃。左サイドから9番・石橋が左足で転がるシュート。これを角田がファンブルして1点が入った。 アローズエンドでプレーしている時間がここらへんで少なくなっていた。アローズが攻め込む。ディエンスでボールをまわして自分たちのリズムを作る。ホンダロックSCの攻撃は中盤かディフェンスで止められてしまう。ただ、ホンダロックSCも攻められてる割にはよく守っている。スタンドの「まもーれ、ロック!」の声に応じるかのように。40分をまわった後のシーン。落合のドリブル突破は沸いた。 前半は1-0、アローズ北陸のリードで終了。ホンダロックSCの失点はミスで、崩されてのものではない。シュートは互いに3本。「まだわからない。いけるかな?」と自分は思った。
後半:PK2つ、レッドカード2枚
後半、廣池に代わって澤村が入った。澤村がセンターバックで、白川が左バックに移った。 ホンダロックSCが攻める。4分、左サイドから攻め上がってのクロス。ヘッドで合わせるも得点ならず。スタンドはドッと沸いた。追い上げムードだ。 しかし、これにホンダロックSC自ら水を差す。9分、ペナルティーエリア内でのファウル。PKをアローズ6番・山本が決めて2点目。さらに11分、ディフェンスでまわしていたボールをアローズ9番・石橋にカットされ、そのまま決められて3点目。これには唖然としてしまった。集中力が切れてるのか? 世の中、「危機センサー」を消すと命取りだ(自分の尊敬する藤岡隊長が言っている)。 13分、ホンダロックSCが2人目の交代。井戸川に代えて22番・大脇を入れる。ホンダロックはサイドから攻めるも、合わせる選手が中にいない。 そして18分。アローズ北陸のペナルティーエリア内での攻撃。澤村が手で阻止したと審判が取って、一発レッド! 選手たちが騒然となって喰らいつく。自分には一発退場もののプレイには見えなかったけど…。9番・石橋がPKを決めて4点目(ボールはネットのど真ん中を揺らしていた)。しかもホンダロックSCは10人だ。ピッチ上もスタンドも嫌な雰囲気になる。 しかし、ホンダロックSCは攻める。11番・落合がロングシュートを放つ。惜しくもゴールの左に行ってしまった。これは惜しかった…。サイドからの攻めはキーパーにキャッチされたり。攻撃が思うとおりに実を結ばない。 ホンダロックSCはファウルが多い。もしくは、主審がファウルを取っている。選手、そしてスタンドのフラストレーションは高まるばかり。31分、アローズ北陸のペナルティーエリア左からのフリーキック。ここから怒濤の攻めで11番・北川が押し込んで5点目。試合はほぼ決まった。アローズは山本に代えて24番・谷田を投入。 ホンダロックSCはなかなかシュートできない。主審へのイライラも募るばかり。「ルールわかってんの?」と口にする選手もいる。34分、日高が異議でイエローを取られた。そして3分後、2枚目のイエローで退場。どうしようもない。メンバーからは「切り替えよう」と声が飛ぶ。スタンドからは「ふざけんじゃねー!」という声が聞こえる。 ホンダロックSCは9人になっても攻める。しかし、アローズのディフェンスが身体を張って防いでいる。ホンダロックSCもなんとか防いでいる。無人のゴールに転がったボールを谷口が懸命にクリアした。コーナーキックから6点目……と思われたプレイはノーゴールだった。しかし、ゲームは0-5でホンダロックSCが敗れた。
アローズ北陸 5 - 0 ホンダロックSC (前半1-0、後半4-0)

関係者コメント
今日はバタバタしてたので、話を聞いたのは大串コーチだけ。
【大串良秀コーチ】
――前半の時点ではなんとかなるかと思ったんですが。
前半は間延びして覇気のないゲーム。そこを締めようということで、ディフェンス重視になってたので、澤村を入れて白川を左にしました。でも、2人が退場したらサッカーにならないですよね。今日は主審にやられました。
――4点目までは崩されての失点ではありません。2つはPK、2つはミス。
ミスしたらしょうがないけど、それをカバーしていかないと。あっちは上手いし、1人1人のレベルが高い。ズルズルいかされた。勝負どころで1人1人が機能していた。
――今回は退場者を2人出したことで、次にダメージを残した敗戦です。
来週もまた試合だし、手探りでやっていくしかない。選手だったら身体を動かせばいいけど、自分はコーチだから。
辛抱の時
同じ敗戦でもHonda FCとやったときとはずいぶん違う。辛い敗戦だ。 アローズ北陸は上手いチームだった。チームも、個人も。守備が安定していて、ホンダロックSCの得点は難しそうだった(惜しいシュートはあった)。ホンダロックSCのシュートは7本のみ。オフサイドはゼロ。アローズは堅い守備でボールをまわすことによってリズムを作っていた。スピードと分厚い攻撃力のHonda FCとはまた違った強豪チーム。ヘッドの打点が高いから、空中戦はほとんど勝っていた。 ホンダロックSCは脆い。集中力を切らしての失点。取られすぎのファウル。じつは昨年、警告ワーストがホンダロックSCだった。13失点は現時点でリーグワースト。得点は4試合のうち1試合のみ。Honda FC戦でも見られた、サイドから攻めてもゴール前が弱いというシーンがあった。ポイントゲッター不在のマイナスを感じた。 悪いことばかりだったけど、攻める気持ちは切らしてなかったし、後半もよく走っていた。守備よりだったとはいえ、前半は悪い内容じゃなかった。優勝候補との対戦がつづく第5節までは辛抱で、第6節から巻き返せるかどうかだろう。自分はいけると思う。
今回の入場キッズは門川スポーツ少年サッカー、ボールボーイは宮崎日大だった。ハーフタイムは抽選会。子供たちが熱心に抽選カードを見ていた。初の生目のせいか、取材も多かった。
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