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3年ぶりの女子ソフト宮崎大会 |
ソフトボール女子1部リーグの第2節宮崎大会が、5月14日と15日に宮崎市のひむかスタジアムで行われた。宮崎での開催は2008年9月以来、3年ぶりだった。 同リーグは12チームによる2回戦総当り方式。各節ごとに4チームずつが各開催地に別れて、2日間にわたって試合を行う。リーグ戦の上位4チームは決勝トーナメントに進出できる。今回の宮崎大会には豊田自動織機と佐川急便、日立マクセル、Hondaが参加した。 1日目は、佐川急便が豊田自動織機に2-1で勝ち、日立マクセルがHondaを5-0で降した。自分は、少年ソフトの指導もしているバンを連れて、2日目の第1試合の途中から訪れた。
第1試合は佐川急便vs日立マクセル。日立が一時は3点をリードしたものの、6回表に佐川急便が逆転。佐川急便がそのまま逃げ切り、5-4で連勝した。バンの指摘は「ピッチャーの名前が信長だって」。それかよ……。他は「ゴムじゃなくて、皮のボールを使ってる」、「ミズノのレインボーカラーのバットが流行ってるから、使ってる選手が多い」だった。 第2試合はHonda vs豊田自動織機。試合前のフィールド練習で、「豊田のノックは無駄がない」とバンがうなる。豊田の先発は、アメリカ代表のキャット・オスターマン。188cmの長身だ。今回の4チームはともに、長身の外国人投手を擁していた。彼女たちはリーチが長いから、日本人投手とは明らかに球威が違って見えた。 試合は、地力に勝る豊田が3-0で勝利。途中でオスターマンを下げての零封だった。 負けたHondaは、攻守ともに敗因がはっきりしている。1点ビハインドの3回裏、1死2塁の場面でサラ・パウリーに投手交代したものの、直後にセンター前ヒットを打たれて2失点目。4回裏は、ポテンヒットと守備のミスでランナーを出し、内野のミスでホームを踏ませるという、守備が足を引っ張る形だった。攻撃は、得点圏にランナーを送っても、そこから得点に結びつけられないというのが3度あった。 この試合で自分がよく憶えているのは、Hondaの5回攻撃終了時のアナウンス。「ホンダロッ……の得点はありませんでした」と言ってたぞ。
久しぶりに見たけど、やはり女子ソフトのベンチの盛り上がりは凄い。1アウトどころか、1ストライク取るだけで喜んでいるのだから。女子ソフトのチームの一体感は半端ではない。 応援は派手で、体育会系のノリが強い。試合前後のエールの交換とか、運動会を思い出してしまった。佐川急便なんて学ランだったぞ。選手とスタッフ全員がスタンドに向かって並ぶ姿なども含めて、“昭和の様式美”という感じだ。 客入りは寂しいものがあったけど、会場の熱気がそれを気にさせない。試合も面白い。サクサク進んで2時間ほどで終わる。次もあれば、バンと2人で行くと思う。




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