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第26回青島太平洋マラソン2012、野辺くんの結果 |
宮崎県を代表する市民マラソンの大会『第26回青島太平洋マラソン2012』が12月9日に行われた。参加したのはフルマラソンと10km、3kmの3種目で1万2000人。参加募集を開始した8月のうちに申し込みが〆切れられるという、人気ぶりだ。 フルマラソンのコースは、宮崎県総合運動公園をスタートして北上し、宮崎神宮前で折り返して、宮崎県総合運動公園に戻ってから青島までの海岸沿いを走って、サンマリンスタジアム外周でフィニッシュするというもの。宮崎市の市街地を走るようになって、今年で5回目だった。沿道の人々やボランティアの応援が魅力になっている。コースの後半になると、お菓子や飴玉をくれる人もいる。野辺くんによると、おにぎりを差し入れしていた人がいたらしい。凄ぇな……。 雨が降らない青太のジンクスは今年も守られて、好天に恵まれた。ただ、この日の最高気温は10度と低く、しかも冷たい風が吹いていたから、体感温度はいつも以上に低かったはず(完走したS君が「とにかく寒かった!」と言っていた)。自分が見た感じ、寒さ対策をしていたランナーが多かったように思う。
さて。3年連続で出場していた自分は、右膝がフルマラソンに耐えられないことを理由に、今年の出場は早々に取りやめていた。というわけで今年は、バンこと野辺くんの応援に専念した。木花で合流して、サポートしたのである。邪魔な荷物を受け取ったりとか。 野辺くんの成績はこちら。4時間58分27秒(ネットタイムは4時間56分56秒)でゴールし、3年連続での5時間切りを果たした。20キロまでは、10kmあたり62分ほどの(野辺くんにしては)速いラップで走っている。この速いペースが祟ったのか、20kmを過ぎてから失速。20km~30kmは1時間24分もかかってしまった。しかし、痛み止めと漢方薬を服用し、フットケアにも努めたところ、下半身の痛みが随分と回復したらしい。自分も経験したけど、痛みが和らぐと気持ちが凄く前向きになれるのだ。これに、自分のサポートもあり、さらに近くを5時間のペースメーカーが走っていたことも幸いして(周りの人を声で励ましてくれていた)、30km~40kmは1時間16分で走ることができた。そのままの勢いでの5時間切りである。本人はとても喜んでいた。
参加者にとって一番うれしかった変更点は、完走証に10kmごとのタイムが記録されるようになったことだろう。これまでは、中間タイムしか載っていなかった。これを活かして、ネットを通じて参加者個人の速報タイムも確認できるようになっていた。 あとは、ハーフマラソンが無くなったこと。フルマラソンの10分後にスタートするから、速いランナーはフルマラソンの人ごみをかき分けて走る羽目になっていた。いつも気の毒に思っていたから、やむを得ないと思う。 他は、18.5km地点の給水所にマンゴーゼリーがあったり(野辺くん曰く「美味しかった」)、完走した後に菓子パンとゼリーが支給されたり(メロンパンなのに“マンゴー使用”と書いてあった)。野辺くんによると、仮設トイレが随分と増えていたらしい。
さすがに、自分も3回経験したから、今までとは違った気持ちでランナーたちを見つめていた。苦しさは分かっている。ゴールした人たちは、うらやましくも思えた。 自分は、今年はランニング自体をストップしていた。でも、来年は週2回のランニングを復活させるつもり。フルマラソンに出場するかどうかは、右膝次第だろう。病院に行って診てもらいたいけど、日常生活では支障がないレベルだし……。たぶん、来年も野辺くんのサポートが最有力だ。
【公式サイト】 第26回青島太平洋マラソン2012
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