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宮崎県出身力士の2015年全成績 |
2015年は、宮崎県出身の関取が一場所いただけで、全体的にはパッとしなかった。ここでは、勝敗や決まり手などをまとめて、宮崎県出身力士11人の1年間を振り返ってみる。
【本場所の星取表】 初場所(PC)(携帯)、春場所(PC)(携帯)、夏場所(PC)(携帯)、名古屋場所(PC)(携帯)、秋場所(PC)(携帯)、九州場所(PC)(携帯) 琴恵光(延岡市・佐渡ヶ嶽部屋・24歳) 体格:178cm、125kg 戦績:23勝27敗(勝ち越し3回) 番付:十両東13枚目~幕下東14枚目 決まり手(勝利):寄り切り8回、押し出し3回、突き落とし3回、掬い投げ2回、他7回 決まり手(敗北):寄り切り7回、押し出し7回、上手投げ4回、叩き込み4回、他5回 一年を通して幕下上位、うち1回を十両で過ごしたのだから、前年よりはずっと良い成績だった。ただ、十両でやるには力不足であることも痛感させられた。勝ったときの決まり手は11種類で、郷土勢では最短だった。
萬華城(宮崎市・春日山部屋・25歳) 体格:182cm、202kg 戦績:22勝20敗(勝ち越し2回) 番付:幕下東29枚目~三段目東12枚目 決まり手(勝利):寄り切り5回、押し出し4回、小手投げ4回、叩き込み3回、突き落とし2回、他4回 決まり手(敗北):押し出し13回、寄り倒し2回、他5回 前年よりも番付、内容ともに下だった。勝ち越したのは幕下下位と三段目での2回だけ。巨漢なのに13回も押し出されているのは情けないと言える。
春日国(小林市・春日山部屋・34歳) 体格:183cm、162kg 戦績:19勝22敗1休(勝ち越し2回) 番付:幕下東30枚目~東56枚目 決まり手(勝利):寄り切り6回、押し出し4回、上手投げ4回、叩き込み2回、他3回 決まり手(敗北):寄り切り6回、上手投げ3回、叩き込み3回、押し出し2回、突き出し2回、他6回 成績も番付も右肩下がりで、衰えを隠せない。勝ち越せるラインも、前年の25枚目から38枚目に下がった。2016年は三段目からのスタートになる。
松葉山(日向市・春日山部屋・24歳) 体格:184cm、153kg 戦績:20勝22敗(勝ち越し2回) 番付:幕下東40枚目~三段目東18枚目 決まり手(勝利):押し出し9回、突き落とし4回、他7回 決まり手(敗北):押し出し10回、寄り切り5回、突き落とし2回、他5回 これまで右肩上がりだったのが、ついに下がってしまった。それは番付に表れていて、幕下での勝ち越しはゼロだった。力で負ける相撲が多いのは相変わらずだ。
勇輝(宮崎市・陸奥部屋・26歳) 体格:180cm、125kg 戦績:21勝21敗(勝ち越し3回) 番付:幕下西46枚目~三段目西47枚目 決まり手(勝利):寄り切り8回、押し出し6回、掬い投げ2回、突き落とし2回、他3回 決まり手(敗北):寄り切り6回、押し出し5回、寄り倒し2回、上手投げ2回、他6回 三段目で大勝ちして自己最高位を更新したものの、幕下での勝ち越しはできなかった。現状では、幕下定着は難しいし、関取は夢のまた夢だ。
末川(えびの市・阿武松部屋・25歳) 体格:176cm、127kg 戦績:5勝2敗35休(勝ち越し1回) 番付:三段目東40枚目~番付外 決まり手(勝利):押し出し3回、他2回 決まり手(敗北):叩き込み1回、肩透かし1回 2015年の初場所前に膝の大怪我で休場し、その後は出場がなく、番付外にまで落ちてしまった。長期離脱は2回目で、前年に復帰したばかり。久しぶりの三段目で勝ち越したところだっただけに、悔やまれる。
二十城(都城市・北の湖部屋・27歳) 体格:183cm、145kg 戦績:22勝20敗(勝ち越し3回) 番付:三段目東95枚目~序二段東51枚目 決まり手(勝利):押し出し8回、寄り切り5回、掬い投げ2回、他3回 決まり手(敗北):寄り切り6回、送り出し6回、押し出し3回、突き落とし2回、他2回 前年は三段目に5場所いたものの、2015年は1場所だけだった。
玉信力(宮崎市・片男波部屋・29歳) 体格:186cm、142kg 戦績:17勝25敗(勝ち越し3回) 番付:序二段東29枚目~東92枚目 決まり手(勝利):押し出し6回、寄り切り5回、小手投げ2回、他4回 決まり手(敗北):押し出し7回、寄り切り5回、突き落とし4回、送り出し2回、他7回 序二段の中位で初めて勝ち越して、自己最高位を更新できたことは収穫だっただろう。
吉本(延岡市・東関部屋・16歳) 体格:176cm、90kg 戦績:15勝13敗(勝ち越し2回) 番付:序二段西60枚目~ 決まり手(勝利):寄り倒し2回、下手投げ2回、二丁投げ2回、首投げ2回、他5回 決まり手(敗北):押し出し5回、寄り切り4回、他4回 2015年春場所で初土俵を踏み、一番出世した。最初の序ノ口で負け越したものの、九州場所は序二段で6勝して、番付を大きく上げた。2016年は、勝ち越せば三段目という位置からのスタートになる。
大瀬海(延岡市・阿武松部屋・38歳) 体格:177cm、183kg 戦績:10勝5敗(勝ち越し1回) 番付:序二段西59枚目~東74枚目 決まり手(勝利):寄り切り5回、押し出し3回、他2回 決まり手(敗北):寄り切り3回、他2回 2015年の春場所で引退。その場所が7戦全勝で序二段の優勝決定戦に進み、ここで敗れたものの、有終の美を飾った。
登富士(宮崎市・伊勢ヶ濱部屋・20歳) 体格:171cm、143kg 戦績:13勝19敗10休(勝ち越し1回) 番付:序二段西59枚目~序ノ口西筆頭 決まり手(勝利):押し出し8回、寄り切り2回、他3回 決まり手(敗北):寄り切り6回、送り出し6回、押し出し3回、突き落とし2回、他2回 前年にデビューしたものの、初土俵を休んでから、引退するまで休場の多い力士だった。序二段で勝ち越したのは1回だっただけに、先は厳しいと判断したのだろう。
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