照屋の宮崎スポーツblog(略称:てるスポ)
宮崎市在住のフリーライター・照屋による、宮崎県のスポーツサイト。自分の本音を添えて、リアルに伝えます。
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秋季限定ランナー・野辺君の青島太平洋マラソン
 照屋の悪友・野辺博隆君(通称:バン)が今年も青島太平洋マラソンを走った。野辺君は毎年出走し、5時間台のタイムでいつも完走している。今年の記録は5時間21分5秒、順位は30代男子(完走者711人)で707位だった。12月16日、野辺君に今年のエピソードや走る理由などを語ってもらった。
バン

 
インタビュー前の予備知識

 国際青島太平洋マラソンは12月の第2日曜に宮崎市で開催される市民参加型のマラソン大会。穏やかな気候、フラットなコースが人気を集め、県内外から毎年数千人が参加している(今年は5部門8226人、フルマラソン4610人)。第20回の今年は12月10日に行われた。
 野辺君のような“スローランナー”にとって重要なのが関門と制限時間。青島太平洋マラソンは2.5kmごとに関門が設置されている。主な制限時間は10kmが1時間15分、折り返しが2時間33分、37.5kmが4時間35分、ゴールが5時間30分。制限時間に間に合わないと関門が封鎖され、その場で競技を中止されてしまう。
 野辺君の今年のタイムは5時間21分5秒。中間タイムが2時間18分53秒だから、後半は3時間2分12秒もかけたことになる。順位は30代男子で707位。完走者が711人だから、下からならベスト5に入る。ただ、順位が下とはいえ、完走したこと自体が“勲章”であることを忘れてはいけない。
 野辺君は綾・照葉樹林マラソンにも出場している。毎年5000人以上が出場する市民マラソン大会で、開催は10月下旬、距離はハーフまである。

【参考サイト】
青島太平洋マラソン


走り始めたきっかけ

――青島太平洋マラソンには毎年出てるんだよね。今年は何回目?

 8回目か9回目。

――バンがマラソンを始めたきっかけは何なん?

 マラソンは趣味ではないけど、己に打ち克つ根性を若いときから身につけることによって、これからの仕事にも活きるかなと。この粘りが。

――最初のマラソンは?

 綾。

――綾・照葉樹林マラソンか。

 綾は時間制限がないから、歩くとよ。きつくない。青島太平洋は時間制限があるから、綾よりも真剣に走るね。


スタートまでの準備

――準備はいつ頃からすんの?

 綾の1ヶ月前。10月に入ってから。今年は綾まで30分を4回走っただけで、綾が終わってから青島太平洋までは1時間を2回しか走らんかった。

――少ないね。

 でも、練習不足だったから、走る前は「完走するぞ!」と気合いが入ってた。

――だから、前日の忘年会はさっさと切り上げたんだな。当日はどうだった?

 前の日、夜の9時半にベッドに入ったけど、気負いすぎて1時まで寝れんかった。それで、起きる時間を1時間ずらして、6時40分に起きた。

――朝食は?

 ご飯と、粘りが出るために餅の入った豚汁を大盛りで。あと、栄養ドリンク。

――ドーピングか(笑) 食事はいつまでならいいの?

 走る3時間前に入れるね。今回は食べるのが遅かったから、いつもほどは(腹が)空かんかった。

――木花まではどうやって行った?

 駅まで車で、そこからシャトルバスで行くつもりだったけど、時間がなかったから木花まで車で行った。7時ごろに出て、8時に着いたね。

――スタートは9時だよな。

 ゼッケンを着けたりとか、準備が終わってすぐスタート。


制限時間に間に合わせるコツ

――天気はどうだった?

 良かったよ。ペースは時速何kmぐらいと思う?

――なんぼ?

 時速8km。歩いて4kmだから、走るのは倍の速さ。ペースとしては遅いんだけど、それを32kmまで走ることで続けないと関門に間に合わなくなる。

――関門はどんぐらいあるの?

 2.5kmおき。37km過ぎまでが時間制限がきつい。休んだ気がせんかったね。37kmを過ぎたら余裕が出て、やっと歩ける。37kmを過ぎてから話しかけた人がいて、その人が最終ランナーでゴールした人だったんよ。

――へぇ~。

 もう、取材受けまくり。

――てことは、惜しかったな(苦笑)

 来年はインタビューを受けるように、最後を狙って頑張るわ(笑)


学習能力の無いランナー

――持ってた物は?

 関門の書いてる紙切れ、飴玉20個、携帯、カロリーメイト、お金。28km地点に自販機が唯一あるんだけど、120円でジュースを買おうとしてポーチを開けたら、115円しかなくて買えんかった。朝急いでたから忘れてた。

――10円玉と5円玉を間違えたんだな。

 100円のホットコーヒーがあったとよ。で、ボタンを押したら品切れ。

――あひゃひゃ(笑)

 これさえ無ければ、2、3分は早くなっていたかもしれん(笑)

――エイドステーションには何があんの?

 給水所は水とポカリ。

――オマエはポカリだろ。

 ポカリを飲まんと損した気分がする。すべてポカリを飲んでたら、途中から飲みすぎて腹がチャポンチャポンになって、走りながら腹の中でポカリが揺れていた。

――わはは、オマエなぁ(笑) 食べ物は?

 ミカンとバナナ。これも全部食べないとと思って完食したら、胃がもたれた。

――ぶはは、オメェはほんと(笑)

 毎年のことながら、学習能力がない(苦笑) 来年は気をつけようと思う。


40409歩の力走&力歩

――12時半頃、俺に電話してきたよね。『制限時間を調べてくれ』って。(サッカーの)試合を観てる途中だったけど。

 30km過ぎてリタイアしたらショックやろ。何のために走ってきたかわからん。

――完走タイムはどのぐらいだった?

 5時間18分ぐらい(正確には5時間21分5秒)。万歩計で測ったら、何歩だったと思う?

――う~ん、わからん。何歩?

 40409歩。

――自分がよく歩いて2万歩だったから、それは凄いね。

 スタートから37kmまではほとんど走ってた。でも、37kmを過ぎたら前を歩いてる人と同じ速さだと気づいて、走るのをやめた(苦笑)

――サンマリンスタジアムが見えてきたとき、感動したやろ?

 そうやね。走りながら2つの詩を考えたとよ。

――ほう。じゃ、まずは1つ目。

 『今日は子供の発表会。でも、これが俺の発表会』

――ははは(微妙な笑い)。次。

 『みんなきつい。俺もきつい。だが、走り続ける。しかし、歩くこともある。人間だもん』。終わり。

――なんじゃ、そりゃ(笑)


沿道の応援

――女の子の応援はなかったの?

 沿道の男子高校生の熱い応援やハイタッチで、だいぶ元気づけられたよ。

――お~、よかったな。

 でも、走る前に掌にマジックで『気合』と書いてたから、ハイタッチするときに「気合い入れろ!」と言われてかっこ悪かった。

――それは恥ずかしいな(笑) 沿道にはどんな人がいるの?

 ボランティアの高校生とか、一般市民の人たちとか。バイパスは(人が)おらんね。皆さんが俺だけを応援していたら、世界記録(2時間4分55秒、ポール・テルガトが2003年のボストンマラソンで記録)で走っていたのかもしれない。

――はぁ?(笑)

 今回は『必勝』と書いたカープのロゴ入り鉢巻を着けて走った。

――カープかよ。

 「カープファン、ガンバレ!」という声援も2、3あったね。

――よかったやん。

 来年は馬の被り物を着けて走ります。

――変わり者のランナーはいた?

 サンタさんが多かったね。ドラえもんもいたけど、着ぐるみは暑いだろ。


気合い注入

――ゴールはどうだった?

 ゴールが見えたときは目頭が熱くなったけど、ゴールしたときは喉が渇いて早く水が欲しかった。

――完走証はもらえるの?

 その場でもらえる。

――ふ~ん。

 制限時間に間に合わない出場者を応援する人がいるとよ。歩いてる人を見たら「おまえ、何か人生に悩んでんのか? とりあえず、ゴールまで走れ。ゴールしたら悩みを聞いてやるよ」と言ってくる。

――「余計なお世話だ」と思われかねんな。

 俺もそう思った。でも、2年前にぶっつけで走ったとき、この人に25km地点で気合いを入れられて、終盤のきつい所を乗り越えられたから、感謝している。

――そうなんだ。

 けど、もう言われたくない(苦笑)


タイミングが悪い

――筋肉痛はどうだった?

 揉んで、薬をすり込んだから、次の日は嘘のようになかった。よく、子供を肩車しながらスクワットしてたから、これが良かったのかも。

――家族は応援に来た?

 子供の発表会があって、終わってから来たけど、ゴールのほうが早かった。子供を抱っこしてゴールできんかった。

――昨年はやったな。

 昨年はテレビに映るために2人を抱っこしたけど、(テレビのスタッフが)もう帰ってた。今年はおったんよ。

――あ~らら。

 タイミングが悪かった。




――バンは全部完走してるけど、なんで毎年出るの?

 42.195kmを走り抜いたことに対する、若いときに己に打ち克つ根性や気合いをつけることによって、自分にできないことはないという自信が持てるようになるからかな。めんどくさいと言いながら、好きなのかも。

――爺さんになっても走る?

 走り続けたい。

――夢は?

 宝くじを当てること。

――俺もな。

 …と、子供が大きくなってから一緒に走って、子供に勝って、父親の威厳を見せつけたい。


青島太平洋マラソンの魅力

――ところで、青島太平洋マラソンの魅力って何?

 地元であるから、助かる。

――それかよ(笑)

 眺めもいいし、沿道の応援も励みになる。制限時間が30分延びたら、参加者が増えると思うけどね。

――そうかな?

 30分でずいぶん違うから。でも、制限時間が緩くなったら自分に甘えるかも。素人ランナーは気合いだから。知ってる? 出場者は40代、50代、30代の順に多いの。

――年配の人が多いんだよね、市民マラソンは。


あとがき

 バンがフルマラソンに毎年参加しているというのは、凄く意外なことだ。めんどくさがり屋だし、高校の頃はマラソンを嫌がるような奴だった。順位も下のほうだった(本人曰く)。でも、バンは青島太平洋マラソンに出ること、フルマラソンを走ることを“普通に”口にしていた。何の特殊なことでもないように。
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